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木曽を語るお知らせ
 

31林家住宅33妻籠城跡

脇本陣奥谷

ストーリー

林家住宅:妻籠宿で、代々、脇本陣・問屋を勤めてきた。将軍家茂の御簾中として御降嫁した皇女和宮が、中山道ご通行の折に脇本陣で御小休した。

妻籠城跡:戦国時代に整備された城跡。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いの時も妻籠城に軍勢が入っている。帯曲輪や空掘などは原型をよくとどめている。

概要

林家住宅:代々脇本陣・問屋を勤めた家で、現在の建物は明治10年にそれまで禁制であった檜をふんだんに使い、 当時の粋を集めて建てたものです。また、島崎藤村の初恋の相手「ゆふ」さんの嫁ぎ先でもあります。 平成13年6月、国の重要文化財に指定されました。

観光ポイント

南木曽町博物館は、昭和42年9月9日に開館した脇本陣奥谷(林家住宅・国重要文化財指定)と、江戸時代後期の間取図をもとに復元された本陣、RC造と木造からなる資料館の3館によって構成される博物館。

  

現地レポート

林家住宅

南木曽町博物館学芸員の磯村和美さん

南木曽町博物館学芸員の磯村和美さん

南木曽町博物館学芸員の磯村和美さんにお話しをお聞きしました。

林家住宅は江戸時代の大名のお宿、脇本陣「奥谷」として現在公開されていますと話して頂きました。

脇本陣奥谷は妻籠城を守っていた方たちの宿でした。林家は明治10年、地元の大工さんたちが皆で力を合わせつっくた、95%檜造りの建物ですなんですよ。
檜はなかなか地元では使えなかったものでしたが、明治になって尾張藩の統制が終わったため、こうして地元でも使えるようになったのです。

建物も良いですが、囲炉裏端に入ってくる格子ごしの光がなんともきれいです。木曽特有の白黒のイメージを楽しめるのもいいですね。
昭和まで生活していたので、木曽の生活の一部を見れること、その当時の生活の話を聞くことができます。

毎朝囲炉裏を焚いています。冬は一日中囲炉裏にあたることができるのも特徴ですね。

入口

脇本陣奥谷(林家住宅)入口

囲炉裏

丁度いいタイミングで撮影成功!幻想的です。

昔は囲炉裏の光って知られてなかったんですが、今は光の入り方が有名になっています。

奥谷が開館からまもなく50周年。これに向けて企画を検討中です。是非お楽しみに。

若い方にも知ってもらえる取り組みも考案中のようなので、目が離せません。

妻籠城跡

妻籠城は戦国時代の山城です。1615年に一国一城令が出されてからは廃城になってしまいました。
主に見張り用の城で、中山道と大平街道の合流地点でもありました。
見張り用の場所です、妻籠城跡地から見る風景は遠くまでよく見え最高の場所なんですよ。

妻籠城跡に関する書籍

妻籠城跡に関する資料

妻籠城跡は地元の人は当然良く知っています。街道を一望でき景色が良いのは当然ですが、子供の足でも行くことができるので学校の遠足で行く事もあるんです。
親近感のある場所なんですよ。

妻籠城跡は当時のお城の堀があったのがわかるイメージが今でも残っているんです。
戦国時代だけでなく、明治時代の石碑も建っていますので木曽の歴史を感じることができます、石碑をぜひ見てほしいです。

木曽全体、広範囲の取り組みを企画していきたいという磯村さんからのお話を聞くことができました。

  

見どころ

南木曽町博物館は、昭和42年9月9日に開館した脇本陣奥谷(林家住宅・国重要文化財指定)と、江戸時代後期の間取図をもとに復元された本陣、RC造と木造からなる資料館の3館によって構成される博物館。


 

アクセス

最寄駅・インターから

JR南木曽駅から

徒歩 約40分

中央自動車道中津川インターから

中津川インターから約30分

住所

南木曽町博物館

長野県木曽郡南木曽町吾妻2190
TEL:0264-57-2322

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