元弘4年(1334年)に建立され、白山神社、熊野神社、伊豆神社、蔵王神社の4社殿が鎮座し、現存する社殿建築としては信濃最古のもの。
鎌倉末期に創建され現存する社殿建築としては長野県最古のもの。
白山神社を正面に、左に熊野、伊豆、右に蔵王の四社殿が並びいずれも一間社流造桧皮葺、見世棚造など鎌倉建築の技法を知ることができる。
国指定の重要文化財。
石階段をのぼって約5分、かわいい狛犬が迎えてくれます。こちらは明治11年に寄進されたもの。鎌倉末期の社殿、江戸時代から奉納されている絵馬も大型のものがあり、見ごたえがあります。
白山神社総代 矢島幸男さん
白山神社総代、矢島幸男さんにお話を伺いました。
1334年建立の長野県内最古の社殿として国の重要文化財に指定されています。
鳥居をくぐって石階段や山道を上がったその先には、覆屋の中に、蔵王神社、白山神社、伊豆神社、熊野神社といった、山岳信仰の代表的な四社があります。
1334年の2月14日にできました。
こちらの神様は、縁結びの神様とも呼ばれていて「菊理姫尊」(「きくりひめ」とも「くくりひめ」ともよばれているそうです。)はイザナギノミコトとイザナミノミコトを仲直りさせたとして縁結びの神様とされています。
もとは石川県の白山比咩神社を本宮として、全国に2700社あまりあるといわれる白山神社です。
カップルでお越しの2人は、ぜひ手を取り合って上がってきてね。上がった分だけご利益があるんだよ。と矢島さん。
バレンタインデーに建立されていて、縁結びの神様なんて、なんとも不思議な偶然です。
去年の11月に、長崎からいらっしゃったご夫婦がいて、場所を教えてほしいと言ってきたんですよ。
特に何かを見にきたっていう目的があるんじゃなくて、木曽全体を見に来たんだそう。
鍵を開けて中に入ってもらって、いろいろ案内させていただいたら、「中にいれてもらえるなんて」と喜んでいらっしゃいました。「希望があればあけますから気軽に言ってください。」と矢島さん。
鎌倉時代の建物が数百年の歳月を経て地域の人々に大切に守られている、貴重な神社です。
歴史を感じる石造りの鳥居をくぐって階段を上がります
この奥に4つの社殿があります
今後取り組んでいきたいことなどはありますか?
歴史ある神社です。後世に残していくことを一番に取り組んでいきたいと思います。
2034年に創建700年という節目を迎えます。ここで一大イベントを考えたいなあ、と矢島総代からお話しをお聞きできました。
石階段をのぼって約5分、かわいい狛犬が迎えてくれます。こちらは明治11年に寄進されたもの。鎌倉末期の社殿、江戸時代から奉納されている絵馬も大型のものがあり、見ごたえがあります。
徒歩 約15分
伊那インターから約45分
長野県木曽郡大桑村殿
TEL:0264-55-4566
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