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18高瀬家

高瀬家

ストーリー

「木曽路はすべて山の中である」で有名な文豪島崎藤村の姉である園の嫁ぎ先で、高瀬家は、山村代官の家臣で代々関所番を務めた。

概要

島崎藤村の姉、園(その)が嫁いだ家として知られる高瀬家は、藤村の小説「家」のモデルになっていることで有名です。現在は資料館になっており、藤村ゆかりの写真や手紙などが展示されています。駐車場から藤村の詩にちなんで名付けられた「初恋の小路」を抜ければ、そこが高瀬家です。近くの福島関所資料館と合わせてお楽しみください。

観光ポイント

島崎藤村の手紙・遺品、高瀬家に伝わる兵法書籍、江戸時代の木曽谷の資料、木曽街道絵図、製薬関係資料などさまざまな資料が展示されています。

  

現地レポート

高瀬家にお住いの熊谷かおるさん

高瀬家にお住まいの熊谷かおるさん

高瀬家にお住まいの熊谷かおるさんにお話しを伺いました。

山村代官に仕え、砲術指南、勘定役、お側仕えなどを勤め、徳川家献上品である 「奇慶丸」の製造販売も行ってきた高瀬家。 明治7年に、島崎藤村の姉、園が嫁いできたので、藤村もここによく訪れるようになったとの事。 小説「家」は、この家をモデルにして書かれた作品で、「夜明け前」の中にも姉、園はお粂として書かれているんですよと話して頂きました。

現在も子孫がここに暮らし、個人で維持管理をしているんです。 そういう意味では、小説「家」はまだ続編があるって事ですね(笑)。

小説の続きに住むってすごいです。
奥に資料館もあるのですね。

ここは個人の資料館なので、ふれあいを大切にしているんです。余裕のある時は、私がお茶のサービスもしていて「日本全国旅しているが、人対人で接し、 お茶まで出してくれる資料館は初めて」と言われたこともあるんですよ(笑)。
実家が有名になって多くの人と話していているからここに情が移ってます(笑) 大きなところではないけど観光で来た方とお茶を一緒に飲んでいる時はとても楽しいです。

外観

資料館の入り口

庭園

立派な庭園

奇應丸など

さまざまな展示資料

さまざまな資料

さまざまな展示資料

ここで生活しているので、物置き状態になってしまっているスペースがまだあるんです。 そこを徐々に片付けて、展示スペースに変えられたらと思ってます。ここに来た方が少しでもこの町に来てよかったと思ってもらいたいもの。

ずっと笑顔で話してくれた熊谷かおるさん、元気を沢山もらいました。

お茶まで出していただきました  

見どころ

島崎藤村の手紙・遺品、高瀬家に伝わる兵法書籍、江戸時代の木曽谷の資料、木曽街道絵図、製薬関係資料などさまざまな資料が展示されています。


 

アクセス

最寄駅・インターから

JR木曽福島駅から

徒歩 約20分

中央自動車道伊那インターから

伊那インターから約40分

住所

高瀬家藤村資料館

長野県木曽郡木曽町福島4788
TEL:0264-22-2802

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