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12山村代官屋敷

山村代官屋敷

ストーリー

江戸時代、木曽谷に地場産業を奨励した代官山村家の屋敷。山村家は、約280年間、木曽谷の代官を務めた。

概要

山村家は江戸時代木曽谷の徳川直轄地支配を任された木曽代官で、福島関所の関守を兼ねていました。現存しているのは下屋敷の一部と庭園のみであるが、建物内には山村家の文化資料、著書、調度品などを展示しています。

観光ポイント

代々木曽の地を治めた代官、山村氏の御屋敷。質素かつ上品な生活がうかがえます。御下屋敷の一部の城陽亭や、山村蘇門の家臣・学友であった石作駒石の書斎「翠山桜」、そして木曽駒ケ岳を借景とした築山泉水式の美しい庭園などが見どころです。
混雑時を除き、館内にて管理人の肉声案内が受けられます。
屋敷内には、山里とは思えないほど贅を尽くした饗応料理のレプリカの展示や、木曽の守り神と言われる「お末社(まっしゃ)様」(木やりを唄うキツネとして親しまれてきた)が祀られています。

  

現地レポート

川村弘士さん

川村弘士さん

川村弘士さんにお話を伺いました。

山村家は江戸時代の274年間代官をつとめていました。普通は3~4年で変わるものでしたが、山村家は274年間ずっと代官でした。
信頼があり、慕われたいたからだと思いますよと話して頂きました。

山村家は木曽にいながら尾張藩を管理して、領地と関所を守っていた信頼の厚い方だったんです。
1781年の天明の飢饉のときには、馬に乗って33の各村へ「大丈夫か?」と聞いて回ったと伝わってますから、地元を守る代官としてみんなに愛されていたんですね。
現在は当時の3分の1ほどが残っていますよ。建物や庭が江戸時代のまま残っているのは自慢ですよ、と話して頂きました。

山村代官屋敷外観

山村代官屋敷の外観

つくばい

お庭の手水鉢もよい雰囲気です

書など

山村家所蔵の書や掛け軸などたくさん展示

庭園のようす

築山泉水式の庭園も見事です

屋敷はとても広いですね。

予約を入れて頂ければ私が案内しますよ。

御狐様のミイラ

代官屋敷の中でも特に珍しい物はありますか?

隣の部屋にミイラが安置されていますよ。

え?

御狐様のミイラでね、当然本物で、日本には一体しかないと言われています。これだけ見に来る方、お参りに来られる方もいます。
ご覧になりますか?

初めて本物のミイラを見せて頂きました。
だれでも見る事はできるのですか?

普段は見る事はできませんが声をかけて頂ければお見せする事ができますよ。


ここを守っていくことを大事に考え、さらに多くの人に知ってもらいたい。川村さんからお話しをお聞きする事ができました。

  

見どころ

山村家に伝わる調度品の数々、築山泉水式の庭園など。


 

アクセス

最寄駅・インターから

JR木曽福島駅から

徒歩 15分

中央自動車道伊那インターから

伊那インターから約30分

住所

山村代官屋敷

長野県木曽郡木曽町福島5808番地1
TEL:0264-22-3003






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